お肌のラメラ (Lamellar) 構造
角質細胞どうしのすき間に、水と油が平行に配列して、層をなしている状態。
表皮の更にわずか0.02mm(ラップ1枚分の厚み)の角質層の中で、ラメラ構造はお肌のバランスを整えるために非常に重要な役割を担っています。
※ラメラ構造は成分名ではなく、構造のことを意味するため、箱や容器の成分表記でラメラ商品であるかの区別はできません。
ラメラ構造は主に二つの役割を持っています。
①ウイルスや細菌など、異物が肌から侵入するのを防ぐ。
②肌からの水分蒸発を防ぎ、保湿を保つ。
ラメラ構造が崩れると、肌荒れ、シミ、シワを引き起こし乾燥を招きます。
ラメラを含んだ化粧品によって、肌の中のラメラ構造を整え、必要以上の水分蒸発を防ぐことで高い保湿状態を保ちます。これによって肌荒れの原因である乾燥を防ぐのみではなく、外敵からも肌を守ってくれるバリア機能が備わります。
構造で保たれているので非常に安定性が高い。
従来のクリームは数時間経過すれば水分が蒸発し、油分のみしか残らないものでした。
ラメラは構造で性状が保たれているので、塗布後8時間を経過しても崩れることが無く、安定性が非常に高いのが特徴です。
写真1-1 塗布後8時間経過し肌から回収したクリーム
写真1-2 製造後4年経過したクリーム
写真2-1 (左)ラメラ構造のクリーム/(右)一般的なオールインワンジェル
写真2-2 同上3日後
ラメラは皮膚を構成するもので、保湿に大きく関係する。
これが保たれないと、乾燥肌(シワ)や敏感肌になる。
ラメラ化粧品は皮膚の表面にさらに皮膚を作るようなもの。
これにより真皮の水分を蒸発することなく高保湿が保てる。
ラメラ化粧品に使われるラメラ液晶構造は長時間経過しても構造が崩れ無いので、美容成分が長く有効的に浸透する。